50歳以上で好発し、男性の癌の中で増加傾向です。検診受診でPSA高値で見つかる場合は無症状の事がほとんどですが、排尿障害や血尿、骨痛・神経麻痺がみられてから見つかる事もあります。前立腺がんは骨やリンパ節に転移しやすいため、自覚症状が現れる前に発見し、治療することが大切です。

早期では症状がなく、検診等の腹部超音波検査やCTで偶然発見されることが多くなりました。早期発見により腎温存手術の適応になる可能性が高くなるため定期的な検診受診がすすめられます。

痛みを伴わない肉眼的血尿で見つかる事が多いですが、検診での尿潜血が診断の契機になることもあります。尿路がん（腎盂、尿管、膀胱）のなかで、膀胱がんが最も患者数が多く、血尿は持続することもありますが、いったん止まることも多いため、早めに検査することが大切です。

若年男性（20～40歳代）に好発しますが、乳幼児にも好発のピークがあります。無痛性陰嚢腫大が特徴的です。進行が速いため、早期発見が特に大切です。精巣がんが疑われたら早期に手術療法が必要になります。